LLMをシェルスクリプトに組み込む — 今すぐ使えるshebang行活用術
LLMをシェルスクリプトに組み込む — 今すぐ使えるshebang行活用術
今日の1課題
タイトル: シェルスクリプトのshebang行でLLMを直接呼び出す
所要時間: 20〜30分
Simon Willison(LLMエコシステムの第一人者)が最近公開した「TIL」記事から、実用度の高いテクニックを紹介する。通常のシェルスクリプトと同じ感覚で、LLMを処理エンジンとして組み込む方法だ。
手順
ステップ1: llm CLIツールをインストール
pip install llm
Simon Willison作のオープンソースCLIツール。OpenAI、Anthropic、Geminiなど主要モデルに対応している。
ステップ2: APIキーを設定
# OpenAIの場合
llm keys set openai
# Anthropicの場合
llm keys set anthropic
ステップ3: shebang行を使ったスクリプトを作成
#!/usr/bin/env -S llm prompt -m gpt-4o-mini
以下のテキストを日本語に翻訳してください:
このスクリプトを translate.llm として保存し、chmod +x translate.llm で実行権限を付与。
ステップ4: 実行してみる
echo "Hello, world!" | ./translate.llm
ステップ5: 応用 — テキストファイルの要約
#!/usr/bin/env -S llm prompt -m claude-3-haiku
次の文章を3行以内で要約してください:
パイプでファイルを渡せば、任意のテキストを即座にLLMで処理できる。毎日のログ要約や議事録の自動整理に活用できる。
関連記事 3本の要約
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PyCon US 2026でのライトニングトーク要約。2025年11月を「LLMの転換点」と位置づけ、GPT-5.5(OpenAI Codex経由でリリース)とGemini 3.5 Flash(Google I/OでGA)の登場を取り上げる。コーディング用途における急速な進化と、「Claws(クロー)」と呼ばれるパーソナルAIアシスタントの台頭が2026年前半の特徴だと分析。
📎 https://simonwillison.net/2026/May/19/5-minute-llms/
2. 「vibe codingとagentic engineeringが収束しつつある」— Simon Willison (2026-05-06)
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📎 https://simonwillison.net/2026/May/6/vibe-coding-and-agentic-engineering/
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📎 https://www.anthropic.com/news/anthropic-kpmg
明日試す候補 3項目
pip install llm→llm "今日の気分を一句で表現して"でCLIの感触を確かめる- GPT-5.5またはGemini 3.5 Flashを使い、普段のコーディングタスクで速度・精度を比較する
- 毎日の作業ログをパイプでLLMに渡し、自動要約スクリプトを1本書いてみる
リサーチ注記: 本日はsimonwillison.netおよびanthropic.comへのWebFetchが全件403でブロックされたため、WebSearchのスニペット情報をベースに執筆。引用URLは検索結果より。